別府市を舞台に気鋭のアーティストが集うアートフェア「Art Fair Beppu2024」(開催日:2024年9月21日−24日)に昨年度に引き続き伴走支援として視察してきました。当初は台風直撃?と心配な日程でしたが、結果として夏から秋へと季節の移ろいを感じる、視察日和となりました。
アートフェアとしてアーティストと触れ合いながら作品を購入できるのがアート通の楽しみだとしたら、街歩きをしながらさまざまなアートに触れられるのはアートには詳しくない方でも十分満喫できるコンテンツ。この幅広さ、懐の深さが別府の魅力です。
ゲストアーティストは中崎透、西野達、藤井光。
アーティストはギャラリーに所属していない若手が中心で、昨年度よりさらに会場も拡張していました。
アートツーリズムについての新たなモデルとなる別府の良いところは、アートだけに留まらず、ツーリズムや移住政策(アーティストを移住させよう)、食の提供など、いわゆる横串が刺さった事業展開です。行政が関与すると、この横串にセクショナリズムが影響して、どうしても狭まりがちな事業スキームを、参加者ニーズを捉えて幅広く組み込んでいく姿勢は他の地域でも参考になることが多いと思いました。
中崎透氏のALTENATIVE-STATE作品の一つ(各所にあります)
アーティストインレジデンス「清島アパート」はレトロなアパート
アーティストが在廊して会話したりワークショップのような体験もできる